カフェでMacBookを開いて作業しているとき、パソコンから音を出すのも気が引ける。やっぱりイヤホン必要だなと思ったのでイヤホンを買うことにした。持っているAirPods Proはちょっと高価すぎて、気軽に持ち歩きたくない。知り合いが多い環境でノイズキャンセルはあまり使いたくないし、開放型のほうがつけ外しも楽だし、最悪なくしてもあきらめがつく価格ならいいかもと思って、ダイソーで見つけた「TWS005」を買ってみた。
カフェで使うことを想定して購入したが、せっかく買ったので深夜にお菓子を買いに行くとき、ちょっとしたBGM代わりにと試しにつけてみた。
税込1,100円。正直期待はしてなかったけど、カフェや室内なら意外とアリかもしれないというのが正直な感想。
今回レビューする製品:ダイソー ワイヤレスイヤホンミクロ TWS005


- 商品名:ダイソー ワイヤレスイヤホンミクロ TWS005
- 価格:税込1,100円
- 充電端子:USB-C
- タイプ:開放型(インナーイヤー型)
軽量で、耳に引っかけるように装着するタイプ。ケース付きの完全ワイヤレス仕様。
ちなみに充電ケーブルはついてこない。自分で用意する必要がある。
だが地味に嬉しいのがUSB-Cという点。AirPods Pro(第1世代)はLightningなので、そのあたりはTWS005が優勢。
ケースの蓋のヒンジはやや硬めで、本体も少し取り出しづらい。
横からつまむようにすると取り出しやすい。Airpodsとは取り出しの感覚が異なる。



早速Windows、Mac、iPhoneにペアリングしてみる。
ワイヤレスイヤホンを買ったらすることは、まずはペアリングだ。
Windowsとの相性 → ❌(要確認)
iPhoneとの相性 → ⭕
MacOSとの相性 → ⭕
Windowsはペアリング自体はできるものの、うまくいかない。機器が認識もされているが音が出なかった。このへんはWindows側で設定が必要かもしれない。直感的な操作ではなく、すぐに見つけることができなかった。
このあとも何度か試してみたが、やはりうまく行かない。WindowsOSかマザーボードのBluetoothの相性に問題があるのかもしれない。Airpodsは繋げられるのでパソコンが故障しているわけではない。
次にiPhone16。問題なく即ペアリング。音もスムーズに出力され、遅延や不具合も致命的なものはなし。
おそらく多くの人が使うであろうiPhoneでは安心して使えそう。
最後にMac。こちらもiPhoneと同様、直感的なペアリングでストレスなし。
今回Macで使うことを目的として購入したのでこっちが安定していてよかった。
使用感レビュー:耳の形が悪いのか、ミクロが悪いのか

◎ 音質は意外とクリア
安物Bluetoothイヤホン特有のチリチリノイズを心配していたが、意外にもそれは感じない
低音はあまり出ないが、音楽・YouTube視聴程度なら全然OKだろう。
△ 装着感は“軽すぎる”のがネック
サイズが小さく、うどん部分も短いのでわかっていたことだが、とにかく軽い。だからこそ長時間つけていても耳が痛くなりにくいのはメリットだが、その分フィット感に欠ける。
実際、歩きながら使っていると、徐々に耳から浮いてきて、髪を払った拍子に片耳がポロリ。そして拾おうと屈んだら反対の耳もポロリ。雨に濡れた道路に転がるイヤホンは、切ない。
これは開放型イヤホン全てに言えることかもしれないが、とてもじゃないが歩きながらは使えない。
✕ タッチセンサーが邪魔
上部にタッチセンサーが付いていて、触ると音楽が一時停止する。もう一度タッチすると再生。
これがずれたイヤホンを耳につけ直すたびに反応して、ワンテンポ遅れて音楽が止まる。装着感が不安定なこの機器にタッチセンサーは邪魔でしかない。
daisoミクロイヤホンをAirPods Pro(第1世代)と比較


比較対象:AirPods Pro(第1世代)
比較ポイント | TWS005 | AirPods Pro(第1世代) |
---|---|---|
装着感 | 軽いが外れやすい | カナル型でしっかり固定 |
音質 | そこそこ(特に低音控えめ) | 高音質+ノイキャン付き |
ペアリングのしやすさ | iPhone・Macでは簡単、Windowsは不安定 | Apple製品とは爆速で接続 |
ケースの取り出しやすさ | ややコツが必要 | スムーズに取り出せる |
充電端子 | USB-C | Lightning(iPhoneだけだよ) |
カラーバリエーション | 白、黒、黄、ピンク、水色、緑 | ホワイトのみ |

ダイソーTWS005ミクロをアップル製品と比べてしまうのは酷かもしれないが、AirPods Pro(第1世代)は以下の点でやはり優秀:
- ノイズキャンセリング搭載
- カナル型でしっかり耳に固定される(頭を振っても落ちない)。今後も移動しながら使うのはこっちだろう
- ケースからの取り出しもスムーズ
- Apple製品との連携が爆速
ただし、AirPods Pro(初代)はLightning端子なので、ここだけはTWS005の圧勝だ。
このように後出しとはいえ汎用性ではTWS005に軍配が上がる場面もある。
色の選択肢も多いのはうれしい。

TWS005シーン別のおすすめ度
シーン | TWS005ミクロの使い心地 | コメント |
---|---|---|
歩きながら | × 外れやすい | 軽さゆえにフィット感に欠け、落とす可能性大。 |
室内・カフェ | ◎ 快適 | 体を動かさない環境なら問題なし。軽さがむしろ快適。 |
動画 | ○ 問題なし | ほとんど問題ない |
ゲーム | △ 遅延が全く無いわけではない | 音ゲーは無理 |
まとめ:ダイソーミクロイヤホンは用途を割り切ればアリ。
一番気に入ってるのは、値段だ。1100円という値段はほとんどの欠点を補って余る魅力だった。
もし3万円するAirpodsProを落としたりなくしたりしたら涙で枕が湿ることなるが、ダイソーのイヤホンを無くした時に真っ先に思うことは、なくしたのがAirpodsじゃなくてよかったねということだろう。
結論、やはり歩きながら使うのはおすすめできない。
カフェで軽く音楽を聴いたり、家で動画を見る程度なら十分アリ。ケースの取り出しが少しコツを要するので、そこも含めて“慣れ”が必要だが
かつて憧れた完全ワイヤレスの環境が、たった1000円で実現できるのはかなりすごいと思う。ダイソーやばい。