パソコン・周辺機器

中古でM1MacbookAirを購入する時にチェックしたポイント

最近M1MacbookAirを買い戻した。その経験から得られた事が、これからMacbookを中古で買おうとしてる人の参考になればと思う。
この記事では、中古でMacbookを選ぶときの注意点、逆に気にしなくて良い点をまとめている。これを読めば、中古選びの地雷はだいぶ避けられるはずだ。

今、Macbookを中古で買うならM1MacbookAir一択

最初に、どのMacbookを買うかで迷っている人に向けて断言する。今、中古のMacbookを買うならM1一択だ。

発売がM1と同じ年だからといって、2020年前期のインテル入り以前は全部ダメだ。M1以降。これは絶対。理由は以下の記事でも語っている。

M1 MacBook Airが最高な理由:M2より優れたデザイン

M1Macbookはデザインが楔形と呼ばれる形状でAppleの元デザイナー、ジョナサン・アイブが手がけた最後の名作だ。M2に乗り換えたあと、一番気に入らなかったのは実はこのデザインの違いだった。

封筒に入れたMacbookAirを取り出すスティーブ・ジョブズの伝説のプレゼン。あれを初めて見た時の衝撃は今でも覚えてる。
テーパードデザインにより、封筒に収まる。スマホもiPadもなかった時代にそれはまさに革命的だった。天才的なデザインのなせる技である。
M1は最も洗練されていて、かつてプレゼンでジョブズが持っていたものよりも更にスマートになっている

そんなジョブズの意匠を受け継いだ最後のMacbookがM1

MacbookAir M1とM2の閉じた状態から画面の持ち上げやすさの違い

左がM2、右がM1。ぱっと見では同じように見えるけれど、実は画面を開けるときの感触に違いがある。

M1は本体手前の凹みが床(底面)までしっかり貫通しているため、下から指で持ち上げやすい構造。
一方のM2は、その凹みが斜めになっていて、本体を貫通していない。結果として、指で持ち上げるというよりは横から指先を滑り込ませて指先ほんの数ミリの摩擦だけで開けるような形になる。これがめちゃくちゃ使いづらい。爪が長い人だと本体を傷つける恐れもある。

M1は本体よりも画面側のほうが軽く、閉じた状態から片手でも画面が持ち上がるため非常に開けやすい
M2では重量バランスが変わり、画面と本体がほぼ均一な重さになったため、片手だと画面が持ち上がらず、両手で本体側を押さえつけながら画面を持ち上げて開ける必要がある。使いづらい。しかも全体的に野暮ったく、まな板のような形になってしまった。

両方使ったからこそわかるが、M2よりM1のほうが優れている点が多い。

なぜ今、中古のM1MacBook Airを買い戻したのか?

以前手放したM1MacBook Airを、また買い戻す。正気の沙汰ではない

だが理由は単純で、やっぱりM1が一番しっくりくると思ったからだ。性能はそこそこ、軽さも文句なし、バッテリー持ちも十分。ブログのちょっとした作業にぴったりな、ちょうどいいやつ。それがMacBook Air

でも今回は新品じゃなくて中古。新品があれば選びたかったが、もう新品が売ってないから中古しかない。とはいえ、中古には落とし穴もある。状態が悪ければ安物買いの銭失いになるから、上級者向けだと思う。しかも中古のMacBookって、知識がないとわからない地雷が多いんだ。


【重要】絶対に見逃すな。中古MacBook Airの地雷ポイント

【最重要】M1MacbookAirの液晶に保護フィルムが貼られてないか

これがマジで一番重要なポイント。

中古MacBookの中には、残念なことに液晶に保護フィルムが貼られてしまった個体が結構ある。出品者は「綺麗に使ってます」ってアピールのつもりだが、逆にそれは地雷。ここで、「保護されてるならキレイなんじゃないの?」って思ったら大間違い。それが落とし穴だ。
問題はフィルムを剥がすときに純正のコーティングが一緒に剥がれることがあるって点だ。

MacBookの液晶は、iPhoneみたいなタッチ操作を前提としていないから、コーティングが超デリケート

そこにフィルムを貼ってしまうと、フィルムを剥がした瞬間、液晶がボロボロになる。光に当てるとコーティングが残った部分と剥がれた部分とで模様ができてしまい、ギラギラ反射するし、見た目も最悪。
保護フィルムは「保護」じゃなくて「破壊行為」。貼ってあるだけでそのMacbookはもうダメだ。

以前、筆者がキーボードを変更するために一度Appleに返品の問い合わせをした時に、電話口で聞かれたのが「フィルムなどは貼られてないですか?」だった。もし貼ってたら返品もサポートも受けられない。剥がさないでくださいのシールを剥がしたのと同じ行為になる。

だから結論としては、液晶にフィルムが貼られてない個体だけを選べ。貼ってあるなら、もうそれはジャンク品。選択肢から外していい。

画面割れ・コーティングの劣化

これは言わずもがな。画面にヒビが入ってる個体なんて当然アウト

ただ、結構厄介なのが「コーティングの剥がれ」。一見キレイに見えても、光にかざすとモヤモヤっとした曇りが見える個体がある。これはコーティングが剥げ始めてる証拠。

液晶の四隅やキーボードが当たる位置に注意して見てくれ。

内部の傷と汚れ(パームレスト・キーボード)

画面がクリアなら次に見るべきは内側。特にパームレストとキーボードのテカリ具合はその個体の使用歴が如実に出る。

手汗でテカテカになってたり、パームレストが変色してると、いくら安くてもテンション下がる。毎日触るところだからこそ、ここは清潔感が重要だ。

あと、トラックパッドのクリック感にも注目。感圧式ならあんまり劣化しないけど、古いモデルの物理クリック式はヘタってる可能性がある。カチッとしないやつは避けた方がいい

外装の傷はどうでもいい(むしろアリ)

外装の小傷なんてどうでもいい。使ってればすぐ付くし、逆に多少傷があった方が気楽に使える。ヘコみや破損レベルじゃなければOK。

むしろ俺は、ちょっとくらい傷があった方が気楽だと思ってる。完璧な状態だと、最初の傷をつけるのにビクビクして使いにくい。
それに、他人のMacBookと見分けやすいって利点もある。そのためにシールを張ったりする人もいるぐらいだ。

もちろん、ヘコんでるとか割れてるレベルなら話は別だけど、ちょっとしたスリ傷くらいは気にしなくていい。

M1MacbookAirのスペックはあんま気にしなくて良い。

M1にはHDD容量が256GBから1TBまで。メモリは8GB、16GBの違いがあるが、正直どうでもいい

用途が重いならProを選んだ方がいいし、Airにそこまで求める必要はない。

キーボードはJISでもUSでもUKでもいい

JISでもUSでもUKでもなんでもOK。かな表記がなくても、日本語入力は問題なくできる

個人的にはUSやUKの方が見た目がスッキリしてて好き。ひらがな刻印がないだけでクールさが倍増する。


M1MacbookAirを購入する時に実際にチェックした方法(販売店・メルカリ)

今回、俺は中古販売店とフリマアプリを並行して探した。で、最終的にはメルカリで買ったが、これは慣れてるからできることだ。初心者には店頭でよく見て買うことをおすすめする。

店舗で確認したこと:

  • 液晶にフィルムが貼られてないか(ここが第一関門)
  • 光にかざしてコーティングの状態を見る
  • キーボードやパームレストにテカリや汚れがないかチェック

メルカリで見たポイント:

  • 写真を光の反射込みで細かく見る
  • 出品者に「フィルム貼ってたか?」と聞く←重要
  • 回答が曖昧ならスルー

フィルムに関して記載がない場合は、恐れずにコメントで質問してみると良い。ちょっと面倒でもここで手を抜かない。そのひと手間で満足度が段違いになる。


Macbookの中古を買うならApple公式の認定整備済み品が一番いい。

筆者が最も推しているのはApple公式が出している、Apple認定整備済み品だ。

外装、バッテリー、付属品までもがすべて新品になっているので、ここまで話した地雷ポイントが全部クリアされてる。公式なので最も安心できる。M1が出ていたら即買いでいい。人気だからなかなか出回らないのが難点だけど。

まとめ:M1マックブックエアーの中古選びは「安さ」より「失敗しないこと」が大事

中古MacBookは選び方次第で神にも地雷にもなる。

価格だけ見て飛びつくと後悔する。液晶のフィルム、コーティングの状態、内部の清潔感。このあたりを見て「失敗しない」買い物をしてくれ。

液晶がキレイで、中身もそれなりなら、中古でも全然戦える。むしろお得。だからこそ、「安く買う」より「失敗しない」を重視してくれ。

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