Switch 2って初代Switchと何が違うの？
Switch２は、初代Switchと見た目は似ていても、中身はまったく別物だ。
この記事ではどこがどれだけ違うのか、そしてSwitch2がもたらす「本当の価値」とは何かをわかりやすく解説する。購入を迷っている方や、子どもに買い与えるか悩んでいる保護者の方にもおすすめの内容だろう。
Switch２におすすめのOBS設定は以下
Switch 2最大の違いは「Switch２専用ソフト」
最も大きな違いは、Switch 2でしか遊べない専用ソフトが登場している点だ。
特に注目の新作タイトル
『マリオカート ワールド』 は、初代Switchでは起動すらできない。
開発者インタビューでも語られていたが、当初Switch向けに開発していた同作だが、Switch２に移行した途端、ハードの制約でできなかったことができるようになったと語っていた。
しかもこれは序章にすぎない。
今後はゼルダ、スプラトゥーン、スマブラといった大作も、Switch2専用で登場する可能性がある。
その他、変更点は以下。
処理速度と画質が大幅アップ
Switch2では、CPUとGPUの性能が大幅に向上しており、４K画質でのゲームプレイが可能になっただけでなく、ロード時間の短縮やゲームの画質も劇的に改善されている。たとえばこの記事の後半で比較する「ゼルダの伝説」シリーズでは、Switchでは読み込みに1分以上かかっていたロードも、Switch2では20秒で完了した。これにより、ストレスフリーでゲームを楽しむことができるようになった。
画面の解像度とリフレッシュレートが進化
Switch2の本体画面はSwitch有機ELモデルよりもさらに進化し、より鮮明な映像と高リフレッシュレートを実現。これにより動きの速いゲームでも残像が少なく、目に優しいプレイが可能だ。子どもの目の健康にも配慮されており、長時間のプレイでも疲れにくくなっている。
サウンドと振動：よりリアルなゲーム体験に
Switch2はサウンド性能も強化されており、立体的な音響でゲームの世界に深く入り込める。HD振動がより繊細なHD振動２になり、キャラクターが受けた衝撃が手に伝わってくる感じがリアルだ。特に最新作マリオカートワールドでは道路の段差や渓流の水の流れ、ウッドデッキの木の板を一枚ずつ乗り越えるような細かな振動が手元に伝わる。アイテムやコインを取った時の振動、ドリフトの振動がフィードバックしてくる。ゲームセンターで遊べる湾岸ミッドナイトのような感覚だ。
HD２は一味違う。この辺は別売りの任天堂Switch２のひみつ展というソフトで一通り体験できる。
Switch２とSwitch、スペック比較・外観チェック
本体が一回り大きく、その分、画面の表示領域も広くなった。ベゼルも上下が細くなった印象だ。
液晶も高精細化されていて、特に文字やUIのくっきり感が印象的。
初代からはスタンドが大きく変更されている。有機ELからも変化しているようだ。
正直初代のスタンドは使いづらかった。この変更により、テーブルモードを使う機会も増えるかもしれない。
排気グリルも旧型より大きくなっており、熱対策への意識がうかがえる。
新型ジョイコン２は結構がっちりくっつくが引っ張れば外れる
新型のマグネットはかなり強力なので、不意に外れることはなさそうだが、大人の力ならレバー操作なしでも結構外せる。
正規の方法では、レバーを押すことでテコの力が働き、かなり軽い力で外せる。
外しづらいこともなく、かといって思いがけず外れることもなさそうな絶妙な硬さだ。
Switch２はドックも新型規格。Switch２仕様。
Switch２ではドックも新型になっている。
四角形だった旧型と比べて、上側が丸みを帯びている。全体的にツヤ消しだが、裏のnintendoロゴだけ艶ありだ。
旧型だとドッグに指したあとにハマる場所をしばらく探す必要があったが、新型では定位置が見つかりやすい印象だ。地味に改良されていると思う。
この新型ドッグには冷却機構がついており、本体の熱を効率的に逃がしてくれる。
旧型をプレイしていて本体が熱くなっていることが多かったので不安だったが、これで安心できる。
旧型では蓋に隠されていて使いづらかったUSBポートが新型では外側についていて、差し込みやすい。
旧型にはなかったLANポートもついている。
Switch２は電源ケーブルも一新。コード付きカステラがアダプタとケーブルに分離
Switch１の充電器のカステラがアダプタになり、ケーブルは分離してUSBCケーブルになった。
これも嬉しい変更だ。電圧が足りていればスマホやパソコン向けのものも使える。
Switch２のパッケージは正方形。こだわりの配置で奇跡の収納
驚いたのがパッケージ内部の収納方法。ジョイコンを斜めにすることで収めている。
縦だとこの箱には収まらなかっただろう。パズルのような収納方法だ。
プロコン２も大きく変化。別のプロダクトへ昇華
これは嬉しい誤算だが、ただの色変えと思っていたプロコン２も全く別ものになっていた。まずスティックが細くて白い。
半透明だった本体部分はすべて非透過となっている。
全体的につや消し、白い部分もつや消しで高級感がある。背面のボタンは使い方次第では化けそう。
Cボタンが要らないからといってスルーしなくてよかった。
旧製品（Joy-Con・ドック）との互換性は？
旧型Joy-Con → 充電はできないが使える
Switch 2では新設計のJoy-Con２が採用されており、接続方式が異なるため初代のJoy-Conは充電不可。
Bluetooth接続により使用自体は可能。接続自体はできるので友達と遊ぶ時にはコントローラーとして使えるので役に立つだろう。
旧型ドック → 使用不可
USB-C接続である点は同じだが、本体サイズが違うし電圧も足りないので使えない。
電源ケーブルのみ、充電には使用できるが、TVモードには使えない。
素直にSwitch 2に付属のものを使おう
通常のmicroSDカード → 使えない。
初代で使われていた通常のMicroSDカードは使えなくなる。
MicroSDEXカードを使おう。
Switch２とSwitchゲームの描画性能比較
ティアキンでわかるSwitch１とSwitch２のロード時間比較
ティアキンを元に、ロード時間を比較したら大変な差がついた。
検証の結果、Switch２では２０秒、Switchでは１分ほどと、通常の３倍の差がでた。遊びたい時に待つ時間が１分か２０秒かは結構な差だ。
画質比較『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』（有料アップデートあり）
初代Switch版
画質比較ティアキンSwitch２版
正直、あんまり違いがわからない。
『マリオカート8DX』比較（アップデートなし）
初代Switch版マリオカート８DX（アップデートなし）
Switch２でプレイするマリオカート８DX（アップデートなし）
完全新作のマリオカートワールドが登場した影響か、マリオカート８DX自体は特にアップデートされていないようで、違いがわからなかった。
ロード時間を比較するためにあえて未編集。ロードは確実に早くなっている。
最新作Switch２専用マリオカートワールドはこれ
余談だが、最新作マリオカートワールドではレース中にも右スティックでカメラを操作できて感動した。
ポケモンバイオレット比較（無料アップデートあり）
旧スイッチ版ポケモンバイオレット（無料アップデートあり）
Switch２版ポケモンバイオレット（無料アップデートあり）
今回一番違いを感じたのがこのバイオレット版だ。元が酷かった分、解像度とフレームレートが上がってかなり変化を感じた。
具体的にはHDリマスターぐらい違う。特にカクつきやすかったエリアゼロも全く問題なくヌルヌルだった。
以上からわかるように、アップデートなしの作品はSwitchクオリティ、アップデートがあったものは格段に品質が向上していた。
もともとハードの制約を受けていたポケモンはSwitch２のスペックにより、ようやく本来の性能を発揮できた。
Switch２買ってみて気付く意外と便利だった新機能、マウス機能。
全く期待していなかったマウス機能。Rボタンがクリックとなっていて、感度がパソコンで使い慣れたものと似ていてこれが意外と便利だった。
今後、スプラトゥーンや他のソフトでも便利に使えるようになったらいいなと期待できる機能ではあるが、プロコンがこれに対応していない。プロコンで採用されていない技術は結局どのゲームにも採用されないパターンもありうる。赤外線がその代表だろう。
初代Switchとどっちがいい？
２の方がいい。やはり注目は専用ソフトの存在だ。これから買うなら、断然２をおすすめしたいが、人によるところもある。
スイッチ２への乗り換えをおすすめする人
- 新作ゲーム（特に任天堂タイトル）を楽しみたい人
- ４K画質や120FPSを求めていた人
- 初代が劣化してきた人（バッテリーやドリフトなど）
スイッチ初代で十分な人
- 子供用やサブ機として
- あまりゲームをしないライトユーザー
- Switch 2専用タイトルに興味がない人
- 新しいものに興味がない人
- ４Kモニターを持っていない人
まとめ：Switch 2は絶対に買ったほうが良い。その価値は任天堂ゲームの未来を体験するためにある
正直、初代Switchから乗り換える価値は十分あると感じる。
特に今後の専用ソフト展開や、値上げの可能性を考えると、早めに移行しておくのが得策。
Switch 2は単なるスペック向上にとどまらず、
「任天堂ゲームの未来」を体験するためのデバイスである。
